西宮市の空き家放置は危険?特定空き家とはの指定リスクと解消法

2026-08-28

遠方にある西宮市の実家が空き家のまま年月だけが過ぎていくと、このままで本当に大丈夫なのかという不安が少しずつ大きくなっていきます。
忙しくて頻繁には帰れず、気にはなっているのに手を付けられない。
その結果、いつのまにか放置された空き家として見なされ、特定空家等や管理不全空家等に近づいてしまうこともあります。
この記事では、空き家を放置した場合に西宮市で起こりうるリスクや、特定空家等とは何かという基本から、指定を避けるための予防策と解消法まで、40~60代の方にも分かりやすく整理してお伝えします。
今のうちに何をしておけば良いのかを一緒に考えていきましょう。


西宮市で空き家を放置すると何が起こる?

全国的にみると、空き家は年々増加傾向にあり、総務省の住宅・土地統計調査では直近の調査で空き家数約900万戸、空き家率約13%台と報告されています。
こうした状況を受けて、国は空家等対策の推進に関する特別措置法を整備し、市区町村に空き家対策計画の策定を求めています。
西宮市でも同法に基づき第二次西宮市空家等対策計画を定め、実態調査の結果を踏まえて空き家の発生抑制と適正管理に取り組んでいます。
つまり、西宮市の空き家問題は、全国的な空き家増加の流れの中で、自治体として計画的に対応が進められている段階といえます。

一方で、遠方に自宅を構える方が西宮市内の実家を長期間見に行けない場合、庭木の繁茂や建物の老朽化に気付きにくくなります。
その結果、台風や地震の際に屋根材や塀が飛散・倒壊して近隣の家屋や通行人に被害を与える危険が高まります。
また、敷地内の雑草が伸び放題になると害虫が発生しやすく、不審者の侵入やごみの不法投棄を招くおそれも出てきます。
こうした「管理できないままの放置」は、所有者にとっての資産価値の低下と、近隣住民との関係悪化という二重のリスクにつながります。

空家法では、単なる空家等から、管理不全空家等、特定空家等へと状態が悪化していく流れが示されています。
適切な管理が行われず放置された空き家は、まず「そのまま放置すれば特定空家等になるおそれがある」管理不全空家等とみなされる段階に近づきます。
さらに老朽化や衛生状態の悪化が進むと、「倒壊の危険が高い」「著しく衛生上有害」「著しく景観を損なう」などと判断され、特定空家等に該当する可能性が高まります。
つまり、今は見た目に大きな問題がなくても、遠方から何もせず放置を続ければ、法的な指導や勧告の対象になり得る危険な状態へ少しずつ近づいていくのが実際の流れです。

段階 空き家の状態 主なリスク
空家等 使用されていない住宅 劣化進行・資産価値低下
管理不全空家等 放置すれば特定空家等化 近隣からの苦情・指導
特定空家等 倒壊危険や衛生悪化 勧告・命令・代執行

「特定空家等」とは?西宮市での判定基準と指定の流れ

まず「特定空家等」は、空家法で定められた特に危険性や周辺への悪影響が大きい空き家を指す用語です。
「そのまま放置すれば倒壊など著しく保安上危険となるおそれがある状態」「著しく衛生上有害となるおそれがある状態」「適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態」などに該当すると、市町村が判断した空き家が対象となります。
一方で「管理不全空家等」は、適切な管理が行われていないため、このまま放置すれば将来的に特定空家等になるおそれがある空き家を指す区分です。
西宮市でも空家法や国のガイドラインに沿って、これらの定義を踏まえたうえで空き家の状態を段階的に評価し、必要に応じて所有者へ対応を求める仕組みを整えています。

具体的な状態としては、建物が大きく傾いている、屋根や外壁がはがれて落下する危険があるといった倒壊の危険性があります。
また、長期間放置された結果、室内外にごみがたまり悪臭や害虫が発生している場合、敷地内の雑草や樹木が伸び放題になり近隣の敷地や道路に越境している状態も問題とされます。
さらに、落書きや破損した外観、割れた窓ガラスが放置されているなど、景観上の支障や周辺の生活環境に悪影響を与えているケースも評価の対象となります。
このように、特定空家等に該当しうる状態は「危険性」「衛生」「景観」「生活環境への影響」といった複数の観点から総合的に見られる点が重要です。

特定空家等に指定されるまでの流れとしては、まず近隣住民などからの情報提供や通報、市の職員による巡回などを通じて問題のある空き家が把握されます。
その後、市が現地調査を行い、空家法や国の指針、各種判断基準に照らして、通常の空家等か、管理不全空家等か、あるいは特定空家等に該当するかどうかを段階的に確認します。
状態が悪いと判断された場合は、所有者に対してまず助言や指導が行われ、それでも改善が見られないときには勧告や命令といった、より強い行政措置へと進む仕組みです。
つまり、いきなり特定空家等に指定されるのではなく、状態の悪化に応じて「通常の空家等」から「管理不全空家等」、そして「特定空家等」へと移行していく流れが前提となっています。

区分 主な状態 行政の対応
空家等 未使用だが大きな支障なし 適正管理や活用の促し
管理不全空家等 放置で悪化のおそれ 助言や指導による是正
特定空家等 危険や衛生被害が顕在 勧告や命令など厳しい措置

特定空家等に指定されると生じる西宮市ならではのリスク

特定空家等や管理不全空家等に指定されると、まず大きな影響が出るのが固定資産税などの税負担です。
人の居住の用に供される住宅用地には、地方税法に基づき固定資産税の課税標準が小規模住宅用地で6分の1、一般住宅用地で3分の1に軽減される住宅用地特例が設けられています。
しかし空家法に基づき、市町村長から特定空家等や管理不全空家等として勧告を受けた土地は、この住宅用地特例の対象から除外されることとされています。
その結果、従来よりも税額が増える可能性があり、遠方で放置したままの空き家ほど経済的な負担が重くなりやすい点に注意が必要です。

税負担の増加だけでなく、法に基づく行政上の措置や所有者の義務も無視できません。
空家法では、特定空家等や管理不全空家等に該当すると判断された場合、市町村が所有者に対して助言や指導を行い、改善が見られなければ勧告や命令を行う流れが定められています。
命令にも従わず危険な状態が解消されないときには、行政代執行により市が倒壊防止や除却などの工事を行い、その費用を所有者から徴収できる仕組みがあります。
遠方に住んでいると通知の確認や対応が遅れがちですが、その間にも手続きは進むため、早い段階から計画的に管理方針を決めておくことが重要です。

さらに西宮市では、国の制度に加えて独自の条例として西宮市空家等緊急安全措置条例が制定されています。
この条例は、市内の空家等について市民の生命・身体・財産に対する危険が切迫しており、所有者に措置を行わせる時間的余裕がないと認められる場合に、市が必要最小限の応急措置を行うことを可能とするものです。
具体的には、倒壊や落下物などの危険を防止するための緊急的な補修や除却などが想定され、その費用については所有者が負担することになります。
このように、西宮市では危険な空き家を放置させないための枠組みが整えられているため、特定空家等に指定される前から適正管理を行い、リスクを未然に防ぐ姿勢が求められます。

リスクの種類 主な内容 所有者への影響
税負担の増加 住宅用地特例の解除 固定資産税等の上昇
行政上の措置 勧告・命令・代執行 工事費用等の負担
緊急安全措置 市による応急対策 予期せぬ費用発生

遠方の40~60代が今からできる特定空家等化の予防と解消法

まずは、空き家を「特定空家等」にしないための日常的な点検と記録が重要です。
建物外周の目視確認で、外壁のひび割れ、屋根材や雨どいの破損、塀や門扉の傾きなどを定期的に確認し、写真で残しておくと経年変化を把握しやすくなります。
あわせて、雑草や樹木の繁茂、ゴミの散乱、害虫・小動物の侵入状況にも注意し、近隣からの苦情につながりそうな要素を早めに除去することが肝心です。
こうした基本的な適正管理を継続することで、「管理不全空家等」や「特定空家等」と判断される危険性を抑えやすくなります。

遠方に住みながら適正管理を続けるには、現地に行く頻度と費用、家族の負担を冷静に整理することが出発点になります。
一定期間内に自らの居住や親族利用の予定がなければ、「解体して更地とする」「売却して手放す」「賃貸や地域活動への活用を検討する」など、方向性を早めに決めると判断がぶれにくくなります。
また、相続人が複数いる場合は、誰が管理責任者になるか、費用負担をどう分担するかを話し合い、書面で残しておくと将来のトラブル防止に役立ちます。
このように、利用方針と相続整理を同時並行で進めることが、遠方からでも現実的に取り組める解消への大きな一歩になります。

特定空家等化を防ぐためには、行政の相談窓口を早めに活用し、客観的な助言を受けることも有効です。
西宮市では、空家等対策計画に基づき、空き家の活用・売買・解体・管理・相続などに関する総合的な相談体制や、市民向けの相談窓口を設けています。
電話相談や定期相談日を利用すれば、現地に頻繁に通えない所有者でも、必要な手続きや注意点を事前に確認しながら段階的な対応方針を立てることができます。
特に、老朽化の進行や近隣からの指摘が出る前に相談しておくことで、指導や勧告に至る前の自主的な修繕・解体・利活用の選択肢を検討しやすくなり、結果として費用や心理的負担の軽減にもつながります。

目的 具体的な行動 期待できる効果
特定空家等化の予防 定期点検と写真記録 劣化や危険の早期発見
遠方からの管理軽減 解体・売却など方針決定 将来の負担とリスク軽減
行政手続きの円滑化 西宮市相談窓口の活用 適切な対策と情報入手

まとめ

遠方にある実家を放置すると、気付かないうちに管理不全空家等や特定空家等に近づき、税負担や行政措置など大きなリスクが生まれます。
本記事では、空家法の考え方や具体的な危険例、指定までの流れを整理し、今からできる予防と解消のポイントをお伝えしました。
「まだ大丈夫」と先送りする前に、現状把握と今後の方針決めを一緒に進めてみませんか。
当社では、空き家の状態確認から管理・活用・売却・相続整理まで、お客様の状況に合わせた具体的な選択肢をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
階地 陽大の写真

階地 陽大

かいち ひろき / 営業

宅地建物取引士 | キャリア10年
出身地 兵庫県芦屋市
誕生日 1985年8月20日
趣味 映画鑑賞・旅行・ゴルフ
変えるにはリスクが伴う。変えなければもっと大きなリスクが伴う。
― ジョン・ヤング

ご挨拶

初めまして!階地 陽大(かいち ひろき)と申します!不動産業に携わり10年、西宮市・尼崎市を中心に阪神間でよく活動させていただいております。近年インターネットやスマホの普及により、誰でも、いつでも、どこでも情報が見れる時代になりました。一昔前は不動産屋さんに行かないと物件の情報や相場等が分かりませんでした。ですので、今は溢れた情報から自分に合った情報を選別する事が大切だと日々感じております。

その中で私が日々心掛けている事は、本当に思ったことをお伝えする事と、本当の意味でお客様に寄り添った提案をさせていただく事です。例えば住宅購入にあたり、購入後の方が大切だと考えております。ローンが通ったとしても、月々の支払いや維持管理費等の方が生活に直結してきます。また住宅売却の際も、主に買取や仲介がありそれぞれにメリット、デメリットがございます。

そういった事を分かりやすくお伝えしてお客様にとってより良いご提案ができるよう心掛けております!相談だけでも結構ですので、不動産売却・買取り・購入は西宮市・尼崎市不動産売却ナビ、階地(かいち)までお気軽にご相談ください!

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